5月16日(火)

不動産プランナー
岸本 千佳
1985年京都生まれ 31歳。滋賀県立大学環境デザイン学科を卒業後、東京の不動産ベンチャーでシェアハウス事業やDIY事業の立ち上げに従事。2014年 京都にUターン後、addSPICEを設立。京都を拠点に、物件のオーナーから不動産の企画、仲介、管理まで一括で引き受け、役目を失った古い建物を蘇らせるプランナーとして活躍。改装可能な物件サイトの運営や、京都移住希望者の応援プロジェクト、暮らしに関する執筆にも取り組む。東京の人の目で京都の町を理解しやすく解説した著書『もし京都が東京だったらマップ』が街歩きの新しい視点として話題に。


番組情報

今週の主人公は京都を拠点に不動産プランナーとして活動する岸本千佳、31歳。古い町家を芸術家たちのアトリエに変えたり、民家の駐輪場をバーに生まれ変わらせたり、ボロボロで使われなくなった建物を魅力的によみがえらせるスゴ腕の女性だ。SNSで発表した『もし京都が東京だったらマップ』は大きな反響を呼び、書籍化もされた。
取材の待ち合わせ場所に自転車でさっそうと現れた岸本。気になる建物を見つけてはオーナーに使い方の企画提案を行い、設計や施工業者を見つけ、入居者を募集し、運営管理まで、さまざまな形で建物に関わっていく。現在携わっている物件の一つは、線路沿いにある使われなくなった木造アパート。7部屋あり、アトリエとして再生させようとしているが、完成の1カ月前になってもまだ借り手がついていないことに焦りと責任を感じていた…。
もともと京都で生まれた岸本は、10歳の時にサグラダファミリアの写真を見て、「建物って面白い」と衝撃を受けた。大学は環境建築デザイン学科へ。しかし「自分に圧倒的なセンスはない」と感じ、建築家でなく、別の方法で建築に関わっていく道を模索し始める。大学卒業後は、東京の不動産ベンチャーでハードな5年を過ごし、28歳で地元の京都に舞い戻った。彼女はどんな思いで京都に帰って来たのか?「将来の夢はない」と話す彼女のモチベーションは何なのか、密着カメラが心の内に迫っていく。そしてそんな彼女の「セブンルール」とは?

セブンルール

  • 1京都では電車に乗らない
  • 2毎朝物件までウォーキング
  • 3考えていることを図式化する
  • 4まず自分が実験台になる
  • 5不安なときは高いところに登る
  • 6毎月1日に花を買う
  • 7やりたいことより必要とされていることを