向井理主演『10の秘密』|関西テレビ放送 カンテレ

interview

改めて、ご自身が演じる帝東建設社長・長沼豊はどういった人物でしょうか。
単純に上昇志向と私利私欲が強いだけの人物では無く、責任感が強く統率能力にも長けている人物だと思います。その反面、実は、内面に弱さと孤独を抱えた人だと思います。
実際に演じてみていかがでしょうか。
社長として会社を引っ張っていかなければならない重責。悪をも何とも思わない会社での強気な顔を持つ一方で、9話で明かされる秘密。その対比を1話ずつ積み重ねていければ、という思いでやってきました。
向井理さんや渡部篤郎さんとの撮影はいかがでしたか?

向井さんは21歳ぐらいの初々しい青年のときから何度か共演しています。心に残るドラマや映画、舞台で共演した方とは、その間腹を割ってともに過ごしていますから、作品に入る前から信頼関係があり、役を越えた俳優同士の空気みたいなものが流れます。そこが(俳優という仕事の)面白いところです。演じているとはいえ、そういうものは隠せるものではないので、今回も一緒のシーンにはそういう空気が出ているのではないかと思います。

渡部さんは、今回、ほとんどのシーンをご一緒していますが、現場でどのような要求にも応えるプロフェッショナルな俳優さんですし、それ以前にご自身の生き様が映し出されているかのような迫力がおありです。状況説明や心情説明のセリフを本人が言わなければならないことが少なくなく、それはドラマのセリフの宿命なのかもしれませんけど、俳優にとっては非常にキツい作業なんです。他人からどう見えるかということを本人が言わなければならないので。なので二人でそれを何とか会話にして、説明を説明ではなくするように、お互いの呼吸を大切にして、歩み寄ったり、交流したりしています。

第9話の脚本を読まれた時の印象を教えてください。
長沼の秘密に驚くとともに、「あっ!ここにきて」と思いましたね(笑)。僕は、全体の中でワンポイントかツーポイント出てきて、緊張感ある空気を生み出し、その次のシーンへとバトンタッチする役割だと思ってきたので。それが、変わってきた。脚本には描かれていない設定まで嘘が無いように具体的なことを一つ一つ埋めていかないとまずいなと。なので、事前に僕の脚本の解釈をプロデューサーさん、ディレクターさんにぶつけて、それを受けとめてくださったことには非常に感謝しております。
第9話の注目ポイントは?
ドラマの流れの中で圭太(向井理)を中心に皆さんが“動”のときに、社長室での長沼と竜二のシーンでは、どっちが主導権を取っていくのか、“静”といいますか緊張感のある張り詰めた時間が流れればいいと思っています。まぁ、逆の一息ですよね(笑)。ホッとするの逆で、「あのシーンは見ている人も息を呑(の)む」みたいな。そういう風になればいいな、という思いでやっておりました。9話はそこに翼(松村北斗)も入ってきます。
また、本編では出てこない長沼の本心が、チェインストーリー(8.5話)では描かれています。長沼という人物を知る上で参考になるような一人の時間が流れています。長沼が自分の本心を語る、弱さも強さも分けられないような時間です。9話を見る前に8.5話をご覧になられたら、また違う見方もできるだろうなと思います。

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