北里杏南役 / 相武紗季

ヤバ妻よりも“ヤバイ愛人”役(?)、振り切ってます!
杏南の過去が見えてくる次回6話はターニングポイント!

どうしても手に入れたい幸平(伊藤英明)、そして2億円のためには、頭も体もフルに使ってあらゆる手段で強奪しようとする北里杏南。そんな極端な女性を、「社会にいちゃマズい人ですね」と言いながらも、振り切った体当たり演技で魅せてくれている相武紗季さん。次回6話は杏南の過去が明らかになるのをきっかけに、ドラマも次のステージへと一気に駆け上がります!

“ヤバイ愛人”・杏南という役を演じるのは?

結構支離滅裂なところもある、まともに見えてまともじゃない役柄なので、毎回悩んだり、監督と相談しながら役作りをしています。杏南は、自分の欲望に忠実な女性。すべてに“渇望”しているから、自分より多くを持っている人を見たら奪いたい衝動に駆られる。他人が持っている、キラキラしたものが全部欲しい女性なんだと理解して演じています。私自身は人を羨むことはあまりないんですが、ここまで欲に素直に生きられる杏南は逞しいと思います。いい、悪いではなくて、振り切れているところが面白いです。

相武さんも振り切った演技を意識されている?

そうですね。1、2話では、“この子にもきっと何か弱みがある、過去に何かがあってこうなったのでは?”と想像したんですが、回を重ねても杏南の弱みが出てこない。切なくて悲しくて苦しかったからこうしてやる!っていうキッカケのようなものが全くないので、これはもう性格上の問題だなと。だから振り切りやすい、割り切りやすいと感じています。それにしても杏南は、自分も頑張った分それなりに評価されてきただろうに、周囲を見ていいなと思うものがあれば、自分も全力で手に入れたり、相手を潰しにかかっていくから凄い。人格に問題あり(笑)!ある意味、正直というか、ここまでくると気持ちいいレベルです。“微妙な表現をした方がいいかな”と今までなら考えそうなシーンも、何も考えず、ただ欲しいんだという思いで演じるので、お芝居も明確になります。

体当たりなシーンが多く、幸平とのラブシーンも濃厚でしたね。

愛人ってどういう感じでやればいいのかわからなかったんですが、1話でいきなりインパクトのあるベッドシーンがあったので、少しでも悪く、かつエロく見せたいなと(笑)。現場では伊藤さんがリードしてくれました。見えちゃマズい私の下着を全力で隠してくれたり、こうすればいいんじゃない?と動きを作ってくれたり。実は撮影現場は結構体育会系でした。伊藤さんは、“いっぱいキスしちゃって恥ずかしいー”とか、“オレがしたくてキスしてるんじゃないからね!”と、いちいちエクスキューズされているのを見ると、誰もそんなこと思ってないよって(笑)。すごくシャイで可愛らしい方だなって思います。そんな頼りになるお兄さんなので(笑)、ブレることなく、安心して身を任せています。

6話では杏南の過去もわかってきますね。

幸平と杏南には確実に何かあると思っていましたが、まさかの真理亜(木村佳乃)と杏南の過去。真理亜キッカケの出来事があったのはちょっと予想外でした。なぜ三角関係になったのかの経緯もわかっておもしろいです。杏南はセリフでも結構えげつないことを言いますし、逞しい上にしたたかさも加わり、ますますスゴい女性だとわかる6話です。こうなると、役作りのレベルを超えて、“人ではない人”の人物づくりと言いますか。これまでは幸平との絡みが多かったけど、次は真理亜としっかり対峙していきます。ドラマの次のステージに上がるターニングポイントの回として楽しんでもらえると思います!

真理亜と杏南。女性としてどちらがヤバイと思いますか?

人格的にヤバイのは杏南。普通に生きてちゃダメ、社会にこんな女性がいちゃマズいでしょう!犯罪を犯して捕まる人ですよ。でも、一視聴者としては真理亜かな。夫の愛に執着する偏ったヤバさもですが、妻として完璧すぎるヤバさ、家事のスキルの高さもあって、最強です。杏南は未完成なので、欲に忠実すぎてボロが出るけど、真理亜は頭もよくて、ボロを出さない。ヤバさの“完成度の高さ”はだんぜん真理亜ですね。

ドラマの中で、相武さん自身がカギになりそう、怪しそう、と思うものは?

もちろん(?)鯨井夫婦です。最初から絶対なんかあるでしょ?の雰囲気じゃないですか(笑)。どぎついのは鯨井夫婦!5話からは和樹(高橋一生)がだんだん出てきて、次回は杏南とのシーンもあります。でも、一番ヤバイのは和樹じゃなく、やっぱり妻=有希(キムラ緑子)だと思うんですよ。だから、この夫婦を追っていくと面白いと思います。このドラマ、全体的に女性が怖いですよね。和樹はまだちょっとウワテ感があるけど、幸平のダメ感は半端ない。性格もいろんなところが浅はかで。ドラマの展開は幸平目線のはずなのに、真理亜のパンチが強すぎ!幸平を見ていると、哀れでありながらもおもしろいです。

ドラマの中で1つのカギとなる“2億円”。手に入れたら、使い道は?

「とりあえず寝かせておく」

“宝くじが当たったら人はどうなるか?”を描いた小説『億男』(川村元気)を読んで勉強になったばっかりなので、2億円はとりあえず使わずに寝かせます(笑)。この小説は、お金って思い通りにはなりません、という内容ですが、結局人間は大金を持つとダメになるんだなあというのを学びまして。2億円というのがどんなものか、一度はトランクとかに入れて眺めて楽しみますが、その後は銀行に預けて寝かせます。う~ん、半年~1年くらい?で、心が沈静化したら改めて向き合って、さあどうしよう?と使い道を考えますね。

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