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2016年1月13日

みんなのギモン「関西で発見!あるモノが突き刺さる珍建物」

先日、取材でヘリコプターに乗っていた堀田篤アナウンサー。

大阪・梅田周辺を飛行中、目を疑うような光景が飛び込んできました!

  

【堀田アナ】「淀川が見えてきた…阪急電車。そして、十三大橋も分かりますね。あれ?これ白い橋、ビルに刺さってます!しかもこれ、車も人も通ってないですし―」

 

 

地上で確認してもやっぱり、刺さっいます。

 

実は関西にはこの橋以外にも、

「あるモノが突き刺さっている不思議な建物」がいくつも…。

ということで、今回は「突き刺さる建物の謎」をギモン調査しました。

まずは、人も車も通らない謎の橋が刺さるビル。

 

【堀田アナ】「ここは何のビルですか?」【受付】「こちらはNTT西日本淀川ビルです」

【堀田アナ】「NTT西日本のビル!?」

 

橋の事情に詳しいというNTTインフラネットの奥野正富さんに話を伺いました。

 

【堀田アナ】「あれね、どうなってるんですか?」

【奥野さん】「あの橋は“あるもの”を繋いでいます。このビルとあの橋がつながっていて、その中に“あるもの”が入っています」

 

橋の中の「あるもの」とは!?今回、特別に許可を得て、ビルに入れてもらいました。

厳重な警備を抜けた先には…

 

【奥野さん】「NTTインフラネット奥野です」【オペレータ】「お疲れ様です」

 

ドアの開け閉めは、テレビ電話で関西以外のヒミツの場所から遠隔操作されているんです。 

扉の先にあったものは…

【奥野さん】「これは実は“電話線”です」

【堀田アナ】「電話線?ここに入ってるんですか?へぇ〜全部そう?かなり本数がありますね!」

「橋の中にあるもの」とは、電話線でした!

いよいよビル側から、突き刺さっている橋に突入です。

【堀田アナ】「おー!長い!うわー!先、見えませんけど」

 

 

まるで、SF映画の宇宙基地にいるような錯覚を受けるこの橋。

 

【堀田アナ】「本当だ!川の上!橋ですね!」

【奥野さん】「魚が見えませんか?」

【堀田アナ】「魚はちょっと、淀川は…見えないかもしれませんね」 

正式名称は十三専用橋といい、電話やインターネットのケーブル専用の橋で、高度経済成長期の1971年に計画されました。

 

【奥野さん】「新幹線の開通で北大阪方面が開発されるということで(通信)需要が増えますということがあって対応できないので、大きな器を作って、そこに固めて電話線を入れる計画になりました」

 

NTTのケーブル専用の橋は、東京と札幌にもありますが、長さはこの橋が、約800Mで日本一!
15分ほど歩いて渡り切ると、ケーブルは梅田に向かって地下のトンネルへと潜っていきました。

【堀田アナ】「こんなに僕らが普段お世話になっていたものなんですね?」

【奥野さん】「情報の要がここを通っていますので大切なものです。なので、私たちこれを守るために一生懸命社員全員が頑張っています」

 

続いて、橋の取材から帰る途中、阪神高速の上にて…

  

【堀田アナ】「前から気になっていたものがあるんです。そうです、今走っている阪神高速道路。この阪神高速がビルに突き刺さってる。車で突き刺さりますよ。入ります!入りました!入って!出ました。すぐですね。一瞬でしたね」

 

 

阪神高速が突き抜けているのは、池田線の梅田出口がある「ゲートタワービル」。

車で通ったことがある人も多いのではないでしょうか?

地上から眺めると一目瞭然の串刺しっぷり!!…早速、ビルに突入です。

 

【堀田アナ】「これ、何のビルなんですか?」

【TKP三澤匠さん】「弊社、貸し会議室を運営しています」

【堀田アナ】「貸し会議室がたくさん入ってるビル。そこに道路が突き刺さっている?」

【三澤さん】「その通りです」

 

ビルは、全館「貸し会議室」だったのです。

高速が刺さった階のフロアガイドは、どうなっているのでしょうか?

 

 

【三澤さん】「5階から7階は阪神高速道路さんが通っていますので…」【堀田】「ホントだ!」

 

では、高速道路の真上にある会議室からは、どんな景色が広がっているのでしょうか?

【堀田アナ】「ここここ!さっき走ってきたのこれこれ!今入っていった!…道路の上ですよね。もっとそばに行きたいんですけど〜」

【三澤さん】「案内します」

 

階段で道路の横まで降りた後…いよいよ、阪神高速とのご対面です!

 

【堀田アナ】「重い扉が開いた!行きましょう!あれ?そうか、すぐ横を車が通ってると思ったら、道路が宙に浮いている?」

【三澤さん】「宙に浮いている形になります」

道路がビルに接していない訳は、車の音や振動が建物に伝わらずに済み、事故や火災が起きてもお互いに影響が無いようにするためなんです。

 

【堀田アナ】「高速を下から触っちゃった!どうです?高速を触った感触は?」

【三澤さん】「ちょっと冷たいですね」

 

お遊びはここまでにして…なぜ、穴が開いたビルになったのかというと、1980年代中頃、この土地のオーナーがビルを建てようとした際、高速道路を通す計画があることが判明。

阪神高速との協議が難航する中、転機が訪れます…

 

【三澤さん】「立体道路制度というのが国の方でも施行されまして、高速道路が中を通る建物の建築が可能になりました」

 

法律が改正され、土地を所有していなくても空中の部分を買収すれば道路を建設できる「立体道路制度」が誕生。

このビルは制度の適用第一号となり1992年に突き抜けた高速とビルが完成したのです。

 

【堀田アナ】「円満に納まった」【三澤さん】「全員が笑顔になる結果だと思います」

 

京都、錦市場のあたりにも知る人ぞ知る「突き刺さりスポット」が…

 

【堀田アナ】「(あれですね!鳥居がビルに突き刺さってます!へぇ?あの店の窓『鳥居が中に出てますねん』って書いてます。店の中に鳥居が出ている!どうなってるんですか?」

 

鳥居が刺さった店も早速突入です。

 

 

【堀田アナ】「お!あれだ!突き刺さってる!これだ!これですよね!ハハハ!なかなか突き刺さったファッションのお店ですね。ここは何のお店ですか?」

【Ai-華龍 山下幸穂店長】「ビジュアル系のアパレルとかCDを扱っているお店です」

【堀田アナ】「鳥居に毎日手を合わせてますか?」

【山下店長】「合わせることはしないが、私が個人的に『おはよう』とか言ってタッチしたりしています」

【堀田アナ】「軽い!」

 

ビジュアル系の店にあった“ビジュアル系”の鳥居。

 

【鳥居の下を歩く女性】「本当だ!中に入ってる!あっちも刺さってる!すごーい!」

 

鳥居の持ち主である錦天満宮で、刺さった訳を伺います。

 

 

【錦天満宮 大和政夫宮司】「土地を買った人はギリギリまで建物を建てますよね。ところが、鳥居は上の方が幅が大きい。

【堀田アナ】「Q上のことを考えていなかった?」

【大和宮司】「そうしないとあんなことにはならない」

 

 

実は明治時代、神仏分離令によって天満宮は境内を縮小することになりました。

その際、鳥居の足の外側の土地が売却されましたが、てっぺんの広い笠木の部分が

隣の敷地にはみ出していることに気づきませんでした。

その後、隣に高いビルが作られましたが、「鳥居を壊すと罰が当たる」ということで建物内に「取り込む」形になったのです。

「2016年は「みんなのギモン」が皆さんの心に突き刺さるコーナーになりますように」

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