出演者

【コメンテーター】
立岩陽一郎 ジャーナリスト・大阪芸術大学短期大学部教授
しまだあや エッセイスト

【司会・進行】
関 純子(関西テレビアナウンサー)
林 弘典(関西テレビアナウンサー)

番組紹介

『カンテレ通信』では関西テレビの番組や社としての取り組みについて、より多くの、より掘り下げた情報を提供し、又、視聴者の皆様の声に耳を傾け、さらに身近な放送局となれるよう取り組んで参ります。

3月24日(日)

ご意見ピックアップ

関西テレビに寄せられた視聴者の皆様からのご意見・お問い合わせを紹介し回答する「ご意見ピックアップ」のコーナー。今回は「“消防士”ではなく“消防官”では?」と「データ放送の“ハチエモンゲーム”が楽しい!」の二つを取り上げます。

『カンテレ通信』では皆様からのご意見をお待ちしています。番組でご意見が採用された方には、月曜よる10時放送のドラマ『春になったら』などの、カンテレ特製グッズを差し上げます。

『newsランナー』 (電話/50代/メール)

  • 神戸の元消防局の方が被災地に向かう話題についてですが、神戸の「元消防士」と紹介されていましたが、「消防士」とは一番下の階級なんです。年齢からも「消防士」とは見受けられないので、正式に「消防官」と訂正するべきだと思います。

  • 報道センターの回答

    ご指摘の通り「消防士」とは階級を指す言葉ですが、消防業務にかかわる方の総称として「消防士」を使うことは一般的で、普段のニュースでも「消防官」ではなく「消防士」を使っています。今回、番組で取り上げたのは「元消防局長」の方ですが、「元消防局長」としてではなく、阪神・淡路大震災当時の経験をもつ「神戸市消防局の退職者」として被災地に派遣されるという内容です。神戸市にも呼称について確認しましたが、消防局長を含め、階級にかかわらず「消防士」として紹介することに、 問題はないということでした。

    林アナウンサーによる補足説明
    総務省消防庁によりますと、「消防職員のうち階級及び制服を有し、消防事務に従事するもの」は、正式には『消防吏員(しょうぼうりいん)』であり、『消防官』というのは正式な名称ではなく一般的な通称で、『消防士』は消防吏員の階級のひとつだということです。

  • コメンテーターから

    しまだあやさん
    「同じ職業でもいろんな呼び方があるんだな」って、今聞いていて勉強になったんですけど、(呼び方の違いによって)『この方がどういうキャリアを歩まれてきたのか』という、歴史が感じられるなと思いました。私も普段、エッセイや記事を書く中で、例えば八百屋さんの話題を出すときに「○○青果店、何代目の△△さんです」って書く時もあるし、子どもたちにも分かるように「八百屋さん」って書いたりもします。そういった大衆性の高い言葉を使う時もあれば、詳しく書く時もあるので、話題や何を伝えたいかによって、言葉が変わってくるんだということを、自分の仕事にも重ねながら考えました。そして、このご意見をくださった男性が、そこに疑問を持ったということは、きっとその消防士さんについて「どういうキャリアを歩まれてきたのかな」ということを、すごく大事に思ってくださったのかなと、背景を想像しながら聞いていました。

    立岩陽一郎さん
    『肩書』って放送の世界では常に問題になって、『地名をどこまで短縮するのか』とかもですね。だけど大事なことなので理解していただきたいのですが、放送というのは活字ではないので、漢字を見てイメージをするわけではなくて、音を聞いてイメージするものだと考えると、新聞などよりも更に『一般の人が使っている言葉』を使うものです。だからどんなに「これは正しくはこうです」と言ったところで、多くの人たちが理解する言葉を使うということが大事にされないと、放送というのは成立しないんです。“疑問”とか“ご意見”は傾聴に値するけれど、放送としてはやはり一般の人が分かる、理解する言葉を使うことは大事にした方がいいと思います。

『データ放送』 (メール/50代/女性)

  • 関西テレビのデータ放送に関して。恥ずかしながら本日初めてデータ放送内のハチエモンゲームを発見してプレイしました。ゲームの内容は誰でもプレイできるような簡単な内容でしたが、そこに出てくるハチエモンやその仲間達もすごく可愛くて、ガチャチケットを10枚貯めるのも苦ではありませんでした。ガチャを引くアニメも面白く、なんとなくドキドキしてしまいました。40枚カードがあるそうなので、何年もかかって集めてみようと思います。そこでお願いですが、1~2年で内容を変更せずに、しばらく継続していただきたいのです。頑張って集めようと思うのでよろしくお願いします。

  • メディアマーケティング部の回答

    ハチエモンのゲームを楽しんでいただき、ありがとうございます。データ放送は、dボタンを押すだけで、ニュースや天気予報、鉄道の運行情報などの、様々なコンテンツをお楽しみいただけます。利用していただいた『ハチエモンアイランド』もその一つで、簡単な操作で誰でも楽しめて知育にもなるゲームで、去年3月にスタートしました。ここに登場する、ハチエモンやその仲間たちのキャラクターは、視聴者の皆様に喜んでいただけるように工夫しています。カンテレではそれぞれの番組だけでなく、データ放送でも視聴者の皆様に、より楽しんでいただけるような改善と進化を続けますので、引き続きお楽しみください。

  • コメンテーターから

    立岩陽一郎さん
    なんか新鮮ですね。50代というのは私と同じ世代なのか、もうちょっと若いのかも、ちょっとわからないですけど。私の世代ではテレビがあればテレビを見たわけで、データ放送をわざわざ使った世代じゃない。そういうものを楽しんで、楽しみながら知識が増えていくっていうのであれば、いまは(番組だけでなく)そういうことも考えないといけない時代なのかなって思うと、テレビ局も大変ですよね。

    しまだあやさん
    私、高校1年生か中学校3年生くらいに、リモコンにdボタンが増えたんですよ。それまでは、先ほど立岩さんもおっしゃっていましたけど、一方的に見るだけだったテレビが、dボタンを押すと投票に参加できたり。スポーツ放送だったら、選手の凄さをいろんな生き物の動く早さだとか、ビルの高さに置き換えて教えてくれたり。今日の話題のようなゲームがあったり。「テレビに参加できるんだ!」ってびっくりしちゃって。当時は若かったので『魔法のボタン』だと思っていたんですけど。私も恥ずかしながらこのゲームを今回初めて知ったので、やってみたいと思いますし、ハチエモンのような、テレビと仲良くなる窓口があるっていうのは、すごくいいなと思いました。

カンテレEYE

関西テレビの番組などを題材にメディアはどう発信し、視聴者はそれをどう読み解き付き合うべきなのかを考える「カンテレEYE」のコーナー。今回は、『とれたてっ!』や『newsランナー』などの生放送に欠かせない、“解説デスク”についてお伝えします。
『とれたてっ!』や『newsランナー』に出演
『とれたてっ!』や『newsランナー』に出演
本番まで情報の確認と打ち合わせが続く
本番まで情報の確認と打ち合わせが続く
ゲストは報道センターの加藤さゆり
ゲストは報道センターの加藤さゆり

インフォメーション

次回予告

  • 『カンテレ通信』は皆様のご意見をお待ちしています。

    次回の『カンテレ通信』は、2024年4月21日(日)あさ6時30分放送です。