あらすじ
天使たちが住む世界に存在する「本庁」。それは主に、人間を助ける事を仕事とする、人間社会で言う所のお役所的な存在。その本庁のとある課に配属された佐野智之(中山優馬)は、死んだばかりの"新人天使"。交通事故という、ありふれた形で死んだ佐野は、ベテラン天使で課長でもある竹中隆一(池田成志)に連れられ、配属先の課へとやってきた。そこで佐野を出迎えたのは…
白血病で亡くなり、天使となってからは主に課でデータ管理をしている永井千佳子(山本真由美)。生前は人気覆面レスラーとして活躍し、自らのミスで亡くなった荒神謙(諏訪 雅)。遅刻の常習犯、"課のお荷物"とまで呼ばれ、誰からも信頼のないお荷物天使・山下敏夫(神山智洋)。個性的な面々に迎えられ、天使の仕事である"人助け"の内容をレクチャーされる佐野。そんな彼が、課の面々と最初に手掛けることになった仕事が男女の出会いのお手伝い、"カップリング"。
本庁の指示の元、佐野たちが出会いのサポートをするのは、20歳の美大生・加藤淳平(重岡大毅)と、19歳のペットショップで働くフリーター・青山弥生(柳 英里紗)。2人の出会い計画は、すでに先輩天使たちによって練られていた…。
弥生は友人の古賀明美(榎園実穂)と一緒に映画を見るため、3時に公園で待ち合わせ予定。公園へ現れた弥生はベンチへと座る。それから約5分後、淳平が現れ、同じベンチに座り、スケッチを始める。その時、淳平は手に缶コーヒーを持っている。一方その頃、明美は、ちょっと遅れて3時12分に自分の部屋を出る。そのタイミングで明美の恋人・高見沢光司(石田剛太)が現れる。明美の中では2番手の彼氏である高見沢は、その日、明美の誕生日をサプライズで祝うためにやってきた。結局2人はそこで盛り上がり…明美は弥生との約束をキャンセル。それが3時20分。
約束キャンセルの電話を受ける弥生。その最中、淳平がコーヒーを手にした瞬間を狙い、人間からは姿の見えない天使がコーヒーを弥生の方向へ弾く。服が汚れた弥生に淳平が謝るが、もともと相性の良い2人(とのデータが本庁からアリ)。あとは自然に…。
どこか単純にも聞こえるが、すべては本庁のデータバンクに残された、2人の個人情報を元にはじき出された"完璧な計画"。天使たちは簡単な部類に入るこの計画を実行に移すが…。実はこの計画には唯一の欠点があった。それは "課のガン"山下の存在…!
山下の人知、いや天智を超える失態の数々により、30分にも満たない簡単な計画は思わぬ方向へと進み出す。計画から大きく逸れ、焦る天使たち。"すれ違い"の危険にさらされる、何も知らない淳平と弥生。天使たちはあらゆる知恵と機転を利かし、2人の出会いを遂行しようとするが…天使たちが入念に計画を練った、偶然を装った"必然の出会い"。果たして淳平と弥生は天使たちのサポートの元、無事に出会う事ができるのか?