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毎回登場する比奈子波瑠)の夢の中では、比奈子自身の葛藤と心の変化が描かれています。ドラマの主題に触れるこのシーンは、出演者も展開を見据えて描かれる意味と裏に潜む真意まで見通して丁寧に演じています。

トピックス | ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子

夢の中できらり松本穂香)の部屋が舞台となったシーンの撮影では、リハーサルの後で波瑠さん、香織を演じる奥貫薫さんと監督が集まって打ち合わせを行いました。台詞のひと言にまでこだわり、その単語の裏にある意味について共通認識を深めていきます。ドラマ全体のテーマを踏まえた上で、最終回に繋がる展開、役の心情と共に、それらの見せ方にも気を配ってのお芝居のため、打ち合わせ中に波瑠さんと奥貫さんが「ちょっと難しいよね…(笑)」と苦笑いし合う一幕もありました。
特に比奈子の夢の中の存在として登場する香織を演じる奥貫さんのお芝居の難しさはひとしお。存在しない人物の希薄な存在感を纏いつつ、比奈子への愛情をにじませる口調などで情感たっぷりに演じるというだけでなく、いろいろな意味が絡み合った台詞の真意にまで心を砕きながら比奈子の中の香織を演じていきます。それはとても繊細な作業で、カットが掛かるたびに奥貫さんが「こんな感じでいいですか?」と監督に確認する姿に、監督のイメージにできるだけ寄り添おうとする女優としてのこだわりが垣間見えました。

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そんな奥貫さんが描き出している香織は、勘の良い視聴者の方はお気づきでしょうが、“殺人を犯す人”と“殺人を犯さない人”の狭間で揺れる比奈子の“殺人を犯さない人”の象徴です。
そのことを踏まえてこのシーンを振り返ると、パソコンのモニターに出た『どちらを選ぶ?』という文字の前に置かれた七味缶とナイフは、“殺人を犯す”と“殺人を犯さない”という選択肢の象徴であり、「比奈子中島先生には全部話したんでしょう?」と呼びかける香織に視線を向けない比奈子、「私が自分で出さなきゃいけないの」という言葉、パソコンの前に歩み寄る比奈子のゆっくりとした歩調、静かに手がのびたナイフなど、全ての行動に意味が込められていることが分かります。

ナイフに手をのばした比奈子は、「殺し合い」として原島モロ師岡)と対峙。東海林によって殺さずに済みましたが、そちらの道を選んだことで東海林から「刑事じゃない」と言われてしまいました。未だ殺人を犯していないまでも殺人者に一歩近づいたかのように見える比奈子。クライマックスに向け、比奈子の進む先とは…?

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