「旧統一教会」との関係 "維新" が調査結果を公表 大阪の地方議員ら16人関与 「維新に所属する議員であれば旧統一教会との関係は遮断」 2022年08月02日
大阪維新の会の吉村代表は8月1日の会見で、維新の議員は「今後は旧統一教会と関わるべきではない」との考えを示しました。
【大阪維新の会 吉村洋文代表】
「多くの国民が被害を受けて家族が崩壊する状態になっている人が多くいる中で、そういった団体と付き合うべきではないし。会合に出席すべきではないし。広告塔や信頼を与えるようなことはすべきでない。個人がどんな宗教を信じるかは自由だけど、政治家という看板を背負っている以上、維新の会に所属する議員であれば旧統一教会との関係は遮断してもらう」
安倍元首相が銃撃された事件を受け、統一教会とのつながりが問われている政界。
地域政党「大阪維新の会」は旧統一教会との関係についてこれまでに党所属の市議、府議など266人を対象に調査を行いました。
そして2日に調査結果を発表。
【大阪維新の会・横山英幸幹事長】
「大阪維新の会としては16人の議員が世界平和女性連合に出席。主には会合の参加。なお、組織的に寄付を受けることなどはありません」
地方議員と羽曳野市長を含むあわせて16人が旧統一教会の関連団体「世界平和女性連合」の会合に出席したり、祝電を送ったりしていたと明らかにしました。
【記者】
「調査はアンケートみたいな形式だが、第三者委員会でやる方が良いのではという意見に対しては?」
【大阪維新の会・横山英幸幹事長】
「現段階でこれ以上調査するのが現実的に難しいとは思いますけどね。一定、関わりは分かりましたし、選挙や活動において相互に依存していたとはありませんので。党としてはまずこの調査でこれで判断できると思っています」
横山幹事長は政治信条を変えるような付き合いはなかったとして、さらなる調査は現段階では必要ないとの考えを示しました。
また国政政党の日本維新の会も2日、藤田幹事長が自身も含め接点があった13人の議員の名前など詳細を公表しました。
【日本維新の会・藤田文武幹事長】
「13名のほぼすべてにおきまして関連団体または統一教会の本体の支部とか含めイベント参加がほとんど。組織的な支援または寄付を受けているような事実は一切ありません」
その上で、13人がそれぞれ関わった団体について、「今後は関係を持たない」と話しました。
(関西テレビ「報道ランナー」2022年8月2日放送)