テレビのミカタ

放送時間

■毎月 第3または第4日曜 午前6:30〜7:00

出演者

関 純子(関西テレビアナウンサー)

番組紹介

番組『テレビの素』が『テレビのミカタ』としてリニューアルしました! これまで通り、テレビの裏側や仕組みを公開していくのはもちろん、この番組では関西テレビが行っている「心でつながるプロジェクト」というメディアリテラシー活動をご覧いただくことにより、“メディアリテラシー”すなわちテレビを読み解く力について視聴者のみなさんと一緒に考えていきたいと思っています。 この番組を通して、「テレビのミカタ(見方)」を学んで少しでもテレビのことをもっと好きになってもらいたい。 そして、「テレビのミカタ(味方)」になってもらえるような内容を目指します。

最新の放送内容2012年04月22日(日)

内容

今回の「テレビのミカタ」は 「市民メディアの重要性」というテーマです。コメンテーターは桃山学院大学の教授で、メディアや映像、特にメディアリテラシーの研究をされています、境 真理子さん。ゲストは関西学院大学 総合政策学部メディア情報学科の教授、山中速人(やまなか はやと)さんでした。

初めに山中教授のゼミは「メディアリテラシー」をテーマに学生と接しているということで関西学院大学神戸三田キャンパスでの授業風景をVTRで紹介しました。
ゼミの特徴は市民メディアを代表するコミュニティラジオ「FMわぃわぃ」でのラジオ番組の制作です。2年生は地域の取材、3年生は収録番組の制作、そして4年生は卒業論文の代わりにラジオ番組の生放送を自分自身で担当することになります。

この日は4年生最初の授業で、担当番組のテーマを発表する授業でした。
学生たちだけでつくるラジオ番組。山中教授の思いは、「メディア関係に就職する人もいるが、プロとしてのメディア人を養成するつもりはない。一人の人間として地域に貢献し、自分自身がつくるメディアを通して勉強することが大事。これからはメディアを知るということも重要。」ということです。

境先生は、山中ゼミの授業について「メディアを勉強するということは、全身全霊をかたむけなければならない大変なことだと思う。今の子供たちはメディアに取り囲まれていてメディアシャワーを浴びて育っている。大学生だとメディアを客観的に見るということができるのか?」と。
それに対して山中教授は「ラジオはオールドメディアだが映像を使わないことで学生たちが客観視しながら番組作りをすることができるのではないか?」と答え、ラジオ番組を授業に取り入れるきっかけは「阪神淡路大震災のときに東京の大学にいた。被災地でテレビが映らなくてラジオが唯一のコミュニケーションの手段となったというのを聞いていた。自分のメディアの知識を被災地の復興に役立てたいということで関西に戻ってきた2006年から元々親交のあった「FMわぃわぃ」と提携して授業の一環として毎週番組をもつことになった。」ことだそうです。

神戸市・長田にある「FMわぃわぃ」は阪神淡路大震災直後の1996年に開局、多文化・多言語コミュニティFMラジオ局として10言語で放送、日本だけでなく世界からも注目されています。その理念は多文化が共生するまちをつくるためマイノリティの情報発信をささえることです。
山中ゼミの生徒たちは毎週火曜日昼1時から30分番組を制作しています。

総合プロデューサーでDJの金 千秋さんは山中ゼミの授業について「人材育成の場として役立っている。」と。またFMわぃわぃ市民メディアのありかたについては「自分が住んでいるまちが良い町だとか新しい発見をきづかせてくれるメディアであること。またFMわぃわぃのような市民が集える場所が世界中に出来れば世の中は素敵になるのでは。」と語りました。
学生たちからは「楽しく番組を作りつつ、知らない人にインタビューをしたりするふれあいの場が好きで、ゼミに入って良かったなと思う。」「ラジオ番組をつくることでなにも考えないで見ていたテレビの見方も変わった。」という意見がありました。

境先生は「東日本大震災以降、東北にたくさんのコミュニティFM局ができた。その中で「FMわぃわぃ」の先駆者としての存在は大きかったと思う。しかし、まだまだ地域に根差した市民メディアは少ないので大学や地域、市民活動をベースに増えていってほしい。」と述べました。

また「市民メディアを通じて市民も情報を理解し、パブリックアクセス(市民がメディアの受け手に止まらず、送り手として、時にマスメディアが扱わない視点から情報発信するもので、テレビ局がある時間帯を開放することによって市民が表現し、発表することができる制度である。市民参加型メディアとも言われる。)を用いて発信者としても考える時代になってくる。」と述べました。

2つの震災に関わって来た山中教授は、「震災が起こってから、臨時災害FM局が立ち上がるのでは遅すぎる。行政がサポートしながら、地域に根差した放送局をあらかじめ立ち上げておくことが大切!普段からのコミュニティがあれば緊急時に慌てることがない。」「さらに緊急時だけではなく、復興に付き合うメディア(復興市民メディア)が必要!地域住民に対して息の長いアプローチをしていくことが重要である。」と述べました。

ML通信では先月の3月24日、関西テレビの「なんでもアリーナ」で行われた中学高校軽音楽系クラブコンテスト「We are Sneaker Ages」の作品の上映会をとりあげました。関西テレビでは3年前から「中高生のための映像作品支援プログラム」を実施しています。そのプログラムの一環として「We are Sneaker Ages」に出場する高校の軽音楽部のメンバーが仲間の姿を撮影し、ドキュメンタリー作品としてまとめるまでをサポートしています。
今回は武庫荘総合高校の作品「夢〜叶えたい夢がある〜」と阪南大学高校の作品「CHANGE〜ひとつになるために〜」を支援しました。

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