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2012年
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― 欲張りな一日 そのII ―
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― 欲張りな一日 そのI ―
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― 欲張りな一日 そのII ―
2012.05.14
新緑の修学院を巡って、心豊かに過ごした後は、いよいよ
京都名料亭のお昼御飯です。
途中、詩仙堂前の鳩茶屋に立ち寄りました。
時間にまだ余裕があったので、久々にここで知人と再会する事になりました。
以前ロケでお邪魔した事がありましたが、なんとその知人の伯母さんのお店だ
と言う事です。
お陰で、随分歓待していただきました。(笑)
この茶店の名物は、鳩餅。
食べてしまうのが可哀そうなくらいかわいい鳩の形の三色のお餅です。
前は、気づかなかったのですが、胡瓜葉唐辛子の漬物は、
絶品でした。
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ここからは、大通りには出ずに山沿いを近道して、東山、菊乃井へ。
すぐ隣が寧々(ねね)ゆかりの高台寺です。
その豊かな緑の山懐に京の三ツ星料亭「菊乃井」があります。
京都の料亭、しかもミシュラン認定と言うと、なんだか敷居が高そうに思いますが、
実際には、決してそんな事は、ありません。
以前、京都チャンネルの番組で、ご主人の村田さんに出て頂きました。
無類の骨董マニアで(笑)古美術を前にすると、料理人の厳しい表情から、
途端に相好を崩して、あれやこれや話題のとどまる所を知りません。
店で使う器も、すべて自分で選ぶそうです。
なるほど、どの器も料理との取り合いがよく、品格が漂います。
ただ、若女将の内緒話によると、「器探してくるわ。」と出掛けた筈が、
「ええ掛け物あったわ。」と帰って来る事も、しばしばだそうです。(笑)
ともあれ、御主人の人柄が、お店の雰囲気に映し出されています。
こうした事が京都の文化。生きている京文化と言う事でしょうか。
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この日は、端午の節句間近と言う事で、玄関を入った迎えつけの室礼(しつらい)は、
檜の削りかけを兜に仕立てた、「檜兜」です。
案内されたのは、しっくりと落ち着きを感じさせる、二階の広間です。
この部屋、二階なのですが、畳部屋の床を彫り込んでいます。
今の建物なら、一階の天井を、すぐに突き抜けてしまうでしょう。(笑)
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お料理は、まず口取りから。
お節句の季節と言う事で、笹の葉を金銀の水引で括った可愛い粽がお膳に乗っています。
中は、桜鯛のお寿司です。
感心したのは、そのくるんでいた笹の葉の先端に切り込みを入れて矢羽の形を写している事です。
繊細な心配りが伝わります。
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続いて季節のお造り。
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ぐじのあんかけ道明寺蒸し。添えられた桜の葉からは、
かぐわしい香りが立ち上ります。
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焼き物は、ぐじの唐墨(からすみ)焼き。
香ばしく贅沢な一品です。
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ふわふわと芽山椒をあしらった、若竹煮。
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パリッと仕上げた焼き魚を添えた菜飯と汁のもの。
デザートは、ヘーゼルナッツのアイスクリーム、マンゴーソース。
人目がなければ、ソースを全部舐めてしまいたい位の(笑)絶品でした。
最後は、お抹茶と季節の葛餅。
全部で八品。 もう満腹です。
品よく少しづつと言うのが、京料理と言われます。
でも「菊乃井」さんでは、他の料亭に比べ盛りを多くする様に
昔から心掛けているのだそうです。
帰り道、物足りなくて蕎麦屋にでも寄り道する事が無いよう。
店の料理だけで、満足して戴けるようにとの事だそうです。
その通りに、もうお腹いっぱい。大満足でしたぁ。
因みにこの日の予算、修学院離宮は、参加無料。
移動は、友達の車。(笑)
実質、お昼御飯の8000円とお土産代。
都合10000円ほど。
身も心も、京の雅を満喫した、贅沢な一日でした。
to be continued…
― 欲張りな一日 そのI ―
2012.05.07
今年の連休は、メイストームに見舞われたり、これまでにない荒れ模様の連休でした。
宅配便を取りに出たとたん、強烈な雨風に傘を壊されてしまいました。
まだまだ新品同様でした。
ま、元よりコンビニのビニール傘。(笑)
被害額は、500円と言うところですが、100年経てば、物にも命が芽生えるとか。
その使命を全う出来ずに終わると言うのは、何やら気の毒な事でした。(笑)
この荒れ模様の連休直前、かねての仲良し組で、大人の遠足パートIIに
出掛けてきました。
交通渋滞もなく、新緑の中、それはそれは(笑)贅沢な一日を過ごす事が出来ました。
出掛けたのは、後水尾上皇隠棲の山荘、修学院離宮。
それに名料亭のお昼ご飯。
滅多にない贅沢と言うか、欲張りな(笑)オリジナルツアーです。
日にちは、事前申し込みの調整で、たまたま連休前になりました。
初夏の風も爽やかな好天に恵まれました。
日頃の精進の賜物(笑)です。
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午前11時からの参観には、4人一組での申し込みと言う事で、
5〜6組のグループと数人の外国からの観光客が混じります。
まずは、ガイダンスビデオを見た後、女性職員の引率で出発です。
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「修学院離宮」。
漢字で書けば殊更難しい字の並びでは、ありません。
ところがこれ、アナウンサーにとっては、読み方に悩ましい問題があります。
一般的には、「シュウガクイン」と読めばよさそうなものですが、
これを「シュガクインリキュウ」と読むことにしています。
もう随分前に管理事務所にうかがうなどして確かめた結果です。
離宮は、「シュガクイン」。土地の名やバス停は、「シュウガクイン」。
これでFNN系列では、統一してきたのですが、なんと職員の方の案内では、
「シュウガクインリキュウ」と想定外の(笑)呼び方でした。
ガイダンスビデオでは、もう一つ悩ましい事を発見しました。
離宮の障壁画を描いた画人の名前が、英語の字幕では、日本式の表記であったり、
英米式にひっくり返した表記であったりとバラバラでした。
個人的には、日本式の表記が望ましいとは思うのですが、混乱の無いようにと、
係の方にそっとお伝えをしておきました。
さてその後は、どうされたのか気がかりです。(笑)
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コースは、下御茶屋から中御茶屋そして見晴らし絶景の上御茶屋へと続きます。
それぞれが、よく手入れされた松の並木道で結ばれています。
両側は、のどかな昔のままの田園風景です。
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遮るものも、今を思わせる構築物もなく、物憂げな蛙の声が響いています。
地元の農家の人たちが、さりげなく農作業に精を出しています。
ただのどかな、心癒される風景です。
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下御茶屋(しものおちゃや)の門扉の花菱紋の刳り抜きからみる新緑の色合い。
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中御茶屋(なかのおちゃや)の床(とこ)の貼り付けや、
よく知られた霞棚(かすみだな)と言われる違い棚。
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応挙が網の絵を書き加えて鯉が飛び出さないようにしたと言う杉戸絵。
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園路には、様々な形の石灯籠が興を添えています。
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やがて道は、上御茶屋(かみのおちゃや)の隣雲亭(りんうんてい)へ。
比叡山の山懐の高みに立つ東屋からは、
鳥の眼が見たような雄大な景色が広がります。
浴龍池(よくりゅうち)と言う山間の湖の様な池と、見はるかす山並。
心晴々とする光景です。
幕府が朝廷の権威をおとしめるべくして起こした紫衣事件。
退位後の鬱々とした心も、この風光の中、
癒されたに違いないと
実感します。
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それから400年。
長閑な野道を歩き、趣向を凝らした建物を巡っていると、
山荘を造った者、造らせた者。どちらにもDNAで繋がる事の巡り合わせ。
歴史と時の流れの不思議を思わずにはいられませんでした。
帰り道は、またのどかな野道です。
初夏の日差しの中、無事参観を終えました。
この後は、いよいよこの日のもう一つのハイライト。
京都名料亭のお昼御飯です。
以下、次週に続く…。
お楽しみに。(笑)
to be continued…
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