関西テレビ放送株式会社

元祖うさぴょんの京都絵日記

― 細工は、リュウリュウ!―

2011.12.19

なにやかや、バタバタしている内に12月も半ばを過ぎてしまいました。
うさぎの担当も、もう残り少ないなぁと、歳男の感慨に浸っていたら、なんと来年の干支、「龍」が突然我が家に飛び込んで来ました。
想定外の事です。(笑)

もちろん、そもそもが架空の生き物ですから、やって来たのは、地元、伊賀名産「組み紐」細工の龍です。
作っているのは、友人で、組み紐作家、井上瑞樹(いのうえ みずき)さん。

年末に向け、1500個を作らないといけないそうで、まだまだ奮闘中だとか。
工房に様子を見に行った共通の友人に、託してくれました。

瑞樹さんが、こうした組み紐細工の干支を作り始めて、もう30年になるそうです。
と言う事は、その前からのお付き合いですから、彼の作品をずっと見続けて来た
事になります。

毎年毎年、組み紐と言うアイテムで、実在するものも、そうでないものも表現する。
それぞれの形にまとめ上げるのは、大変な事だなぁと感心しています。
でも、来年の干支の辰(龍)は、造形的にもってこいのフォルムです。(笑)
同じ長ものでも、巳年とは違って、抵抗感がないだけ、好ましい感じがします。(笑)

くる年が、飛び立つ(飛び辰)年になるよう、早速書棚に飾らせてもらいました。


もう一つは、去年ゲットしていた龍です。
生息していたのは(笑)、京都の新門前。
ふと通りかかった書画屋さん。
ウインドウ越しに、一本の古びた掛け軸が、目につきました。
そこからは、なんだか、とてつもないパワーが押し寄せてきます。
字とも絵ともわからぬ骨太の墨のうねりが画面の天地を貫いています。

現代の墨象作家でさえも、及びもつかない迫力です。

筆者は、大演如蓮(だいえんにょれん)。
詳しい履歴は、不明ですが、江戸時代後期、今の茨城県土浦に生きた
曹洞宗の僧侶だそうです。

彼が書くのは、龍の絵文字。
気迫のこもった作品は、病魔を退け災難を除くとして、地元の人たちが、こぞって
求めたそうです。
江戸や京都などではなく、生涯を地方に過ごしたため、今では、知る人も殆ど無い
様です。

この店で扱ったもう一本は、アメリカに渡ったそうです。

この迫力と霊験。
くる年の年賀状に登場をと、目下レイアウトの細工中です。


ともあれ、昇龍の年を期待したいものです。


うさ

to be continued…

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