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舞妓はレディ

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9月13日公開の映画『舞妓はレディ』
よろしゅうおたのもうします~!

京都の花街を舞台に、舞妓さんを目指す少女の成長を描いた物語『舞妓はレディ』。
20年来温め続けた企画を映画化した周防正行監督と、そんな監督を魅了し、見事主役の座を射止めた春子役の上白石萌音さんにインタビュー。映画の見どころや、心に残るプレゼントの思い出についてお二人にお聞きしました。

お互いの印象は?

周防監督:オーディションで萌音ちゃんと初めて会ったんですが、歌ったり踊ったりすると、表情がいきいきと輝くんですよ。歌やダンスが「好きでたまらない!」という思いが、表情や体全体から現れていて、そこが彼女の一番の魅力だと思いました。

上白石:監督はオーディションの時からずっとニコニコされていて、撮影中もすごく優しくて、穏やかな方だなと思いました。不安なことがあったり、分からないことがあっても優しく教えてくださったので、監督のおかげで頑張ることができました。

舞妓さんを演じるにあたって苦労したところは?

上白石:少しでも舞妓さんに近付けるように、撮影の半年前から、日舞や三味線、所作を習ったり、お茶屋さんに泊めていただいて勉強しました。それ以外では、京都弁など3つの方言を覚えるのが大変でした。録音したセリフを何度も聞き、台本に書き込んでいっても、現場で直されることがあって苦労しました。でも、撮影中は「おおきに」とか「おたのもうします」とかをみんなで使って、京都弁のはんなりした言葉がどんどん好きになりました。好きな言葉は劇中にも出てくる必須3単語「おおきに・すんまへん・おたのもうします」です!

映画の中で特にこだわったところは?

周防監督:花街のお茶屋さんの佇まいや空気感を出すため、縦横無尽に撮影したかったので、京都ではなく、あえて巨大なオープンセットを埼玉に作ったんです。川をわざわざ掘るなど、オープンセットで撮ることにとてもこだわりました。それから、日本家屋が好きで、この映画では畳の空間をきちんと撮ることにもこだわりました。お茶屋さんは女性が住む家で、その家庭的な雰囲気が伝わる大きさを意識しています。また、京都で知り合った方に聞いたエピソードが、この映画にはたくさん盛り込まれています。特に、ある女性に聞いた思い出話をそのままシナリオに活かした「ムーンライト」というミュージカルシーンは、どうしても撮りたかったシーンです。京都の花街そのものをファンタジーとして捉えているので、その花街で生きてきた方の昔のいい思い出を、また別のファンタジーとして見せるために、とても象徴的な作り方になっています。

映画の見どころは?

周防監督:萌音ちゃん演じる、津軽弁と鹿児島弁のバイリンガル少女・春子が、「舞妓さんになりたい!」と京都の花街に現れるところから物語が始まります。京都の四季を通して、花街に集まる人々の中で成長していく少女の姿を、歌や踊りを交えて描いた楽しい内容になっています。是非、登場する役者さんのそれぞれの個性を活かした歌のシーンにも注目してください。

上白石:全てのシーンがとても印象的ですが、中でも私はラストシーンが大好きです。劇場で「最後どうなるのかな」って楽しみながら観てください。

「ハチプレ」の“プレ”にちなんで…、
これまでにもらった思い出深いプレゼントは?

周防監督:小学校2年生のときのこと。夕方、路地で遊んでいたら、向こうから父が帰ってきたんです。父がスッと手を挙げると、そこにはずっと欲しかった野球のグローブが! その光景を今でも鮮明に覚えています。近所の子供たちの中でも僕は一番年下で、草野球をしてもからかわれる立場だったのが、本物の革のグローブを手にしたことが本当に嬉しくて! 小学生の間ずっと大切に使っていましたね。生涯で一番印象に残っているプレゼントです。

上白石:私はお誕生日に、周防監督からカラフルなお香をいただいたことが、すごく嬉しかったです。もったいなくて、まだ使わずに大事にしています。
周防監督:京都のお香で、フルーティな香りがしたり、色合いも楽しくて、ちゃんと考えて選んでいるんですよ。

上白石:ますますもったいなくて、使えないです(苦笑)。

周防監督:またプレゼントするから、勉強するときや本を読むとき、音楽を聴くときに是非使ってみてくださいね。

上白石:はい! じゃあ、映画が公開されるときに使ってみます!

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