くらもちふさこの名作、初の映画化
全校生徒たった6人の田舎の分校に通う中学二年生の右田そよ。ある日、東京から大沢広海が転校してくる。そよたちの知らない言葉と、都会の匂いを放つかっこいい大沢。初めてできた同級生との、楽しく過ごす毎日に、期待に胸膨らませるそよ。面倒見のいいそよとは正反対で、ちょっと意地悪でとっつきづらい大沢。そよと大沢と子供たちは、山の音や、水田からの風、自然が見せる不思議な力に、驚き、喜び、笑い転げながら毎日を過ごしていく。

カリスマ漫画家くらもちふさこの大人気コミックを、『リンダ･リンダ･リンダ』で日本中を爽やかな感動で包んだ山下敦弘が待望の映画化。脚本は、原作の熱烈なファンでもある『ジョゼと虎と魚たち』の渡辺あや。主題歌を手がけるのは、作品の世界に共感した人気バンドのくるり。主役の右田そよ役には注目の若手女優、夏帆。転校生の大沢広海に凛々しさ漂う新星の岡田将生。さらに、夏川結衣、佐藤浩市の共演で贈ります。太陽や海や土に包まれ、美しい田園風景を舞台に、ゆったりと時が流れていく、暖かな感動作が誕生しました。