これは、ぼくと、ぼくの家族と、ロックの物語―。
2000年8月の三宅島大噴火―噴火によって全島民が避難することになった伊豆諸島の三宅島で、その時、逃げ遅れ、飼い主の家族と離れ離れになってしまった1匹の犬がいた―。
引き裂かれた、犬と少年の友情、犬と家族のきずなを描く、実話から生まれた奇跡と感動の物語。原案は、フジテレビ朝の情報番組「めざましテレビ」で1994年の番組開始当初から続く大人気コーナー「きょうのわんこ」。災害に負けずたくましく暮らした三宅島の一匹のわんこ、ロックのエピソードは2007年6月に「きょうのわんこスペシャル」で紹介され、大きな反響を呼びました。
2011年 夏休み、ロックがくれた勇気と希望が日本中を照らします!!
〔ストーリー〕
東京から船で6時間半。太平洋に浮かぶ小さな島、三宅島。20年ごとに噴火を繰り返してきた、火山の島―。
その三宅島の"6区"で、民宿「たいよう」を営む野山一家。バカ正直で熱くて優しい父・野山松男(佐藤隆太)と明るく奔放で楽しい母・貴子(麻生久美子)。そして、自然豊かな島で家族と暮らす小学生・野山芯(土師野隆之介)は、祖母・房子(倍賞美津子)の家のハナから生まれたばかりの子犬に"ロック"と名付け、愛情を注ぐ。
毎日がドタバタながらも楽しく生活する芯とロックと家族たち。しかし、あの夏の日、それは起きた。2000年8月、三宅島・雄山(おやま)大噴火―。
噴煙は上空およそ6000mにも達し、島は火山灰に飲み込まれ、大量の火山ガスが発生。島を離れる者が増え、人影が減り、ついに全島民にも避難指示が出された。ロック、そして家族とも離れ離れで、東京での避難生活を余儀なくされる芯。8月29日のままの日めくりカレンダー。
いよいよ島外避難をすることになった野山一家。そして、ロックやハナも東京の災害動物救護センターに運ばれることが決まった。そんな矢先、房子の看病も虚しく、老犬のハナは島で静かに息を引き取った。母犬ハナの死を知らず、ハナが心配で、ハナに逢いたくて、ケージに入れられて船に運ばれたはずのロックは…いなくなった。
島は無人島と化した。いつ帰れるかもわからない絶望的な状況の中で、芯と家族たちは慣れない東京での避難生活を送る。必ず島に帰る、ロックは生きてる、という希望を胸に涙をこらえ励まし合いながら毎日を懸命に生きていく。
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